新潟コシヒカリ「俺の米」 > お米の栽培方法
農薬・化学肥料・有機肥料を一切使わずに栽培しています。農薬を使わなければ、病気・害虫・雑草の繁茂などのリスクがあります。しかし自然の野山の植物が病気や害虫の被害で全滅したとはあまり聞きません。それは植物自体に自然治癒力があるからだと思います。当然、野山には、農薬も肥料も存在しません。これと同じ状況を田んぼで再生すれば自然治癒力のある健康なお米を栽培ができます。
しかしながら、雑草はかなり発生し収量を落とします。除草剤を使えば簡単に消えますがそういうわけにはいきません。そこで除草機を使って草を減らします。それでも草はなくなりません。草も自然の一部だと思うようにしました。ただ、田んぼの中で稲が主導権を握ると草の元気がなくなるようです。あとは日々の水管理を怠らないことが大事です。
また、自然栽培をする田んぼの場所ですが、ほかの一般の農薬・肥料を使っている農家の田んぼと隣接していると、農薬・肥料の飛散、漏水の影響が出てきます。そこで自然栽培の田んぼは周囲に他の農家の田んぼがない場所にあります。西側は我が家の住宅や畑、南側は我が家の畑と竹やぶ、北側は市道、東側は「俺の米」の減農薬・有機肥料栽培米の田んぼとなっております。東側の田んぼとの間のあぜ道には、ビニールをはり、漏水に注意しています。
2010年から始めた自然栽培、今では田んぼの中に驚くほどの生き物が生息しています。雑草の処理で田んぼの中に入るのは苦痛ですが、色々な生き物を見つけると癒されます。夏から秋に変かけ、田んぼの上におびただしい数のトンボが飛び回っています。
農薬は1回(3成分)だけ使います。新潟県の慣行栽培【通常の栽培方法】の4〜6回(14〜18成分)と比べると5分の1程度まで抑えています。除草剤として使っています。
通常、肥料を多く使うと収量が増えますが、食味が落ちます。稲の「出来過ぎ」はよくないのです。「俺の米」の栽培地域の平均収量は10a当たり、約540kgですが、この量を超えないように栽培しています。
使用している肥料の種類は以下の通りです。
・市販の有機肥料
ボカシ肥料・魚系肥料・有機由来ミネラル
・自家製肥料
刈り取った雑草・落ち葉・野菜のくずに米糠を混ぜて堆肥状にしたもの
・籾殻・米糠
※クリックすると拡大画像をご覧いただけます。
初めてご注文頂いたお客様には、「俺の米」の育て方の様子をつづったお手紙をお米と一緒に入れています。